禁忌症例、注意症状(レッドフラグ)

重大な病気が隠れいてる場合がありますので、以下のような患者さんは、鍼治療を行う前に、速やかな専門病院への受診を優先させてください。

特に、見え方など目に急な変化が現れたと患者さんが訴える場合は要注意です。目の充血や涙流、眼痛も目の病気のサインである場合があります。

また、緑内障や白内障、糖尿病がある場合は糖尿病性網膜症など、眼科への受診が優先されます。

急に視力が低下した。突然、見えづらくなった。

目や脳に関連する様々な病気の可能性があります。

視界に虫やゴミのようなものが飛ぶようになった。又は、急に増えた。視界がカーテンのような膜で覆われた。視界にイナズマのような光が見えた。視野が狭くなった。

網膜裂孔、網膜剥離、眼底出血、硝子体剥離などの疑いがあります。飛蚊症や光視症は、目に病気が起こる予兆である場合があります。

眼球に痛みが生じ、吐き気を伴う。霧がかかったように見える。目が充血する。

閉塞隅角緑内障や高眼圧症などの可能性があります。眼内に何らかの炎症が起こている可能性もあります。

急に眼脂(めやに)が増えて、目が充血する。

流行性角結膜炎、細菌感染、異物の混入、コンタクトレンズの不具合などの可能性があります。

急に物が二重に見えるようになった。

脳や神経、外傷などに関連した病気である可能性があります。

その他

パーキンソン病や神経疾患、また精神疾患などで眼精疲労の症状が出る場合がありますので、そのようなケースが疑われた場合は、専門病院の受診を勧めることが肝要です。

また、コミニュケーションが上手く出来ない場合や、治療に過度な期待を有している場合も要注意です。

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