補足 眼精疲労鍼における問診法

重要な点は視機能の状態、目や身体に病気がないかどうか、を確認することです。困っている症状について詳しく聞く意義は、他の疾患のケースと同様です。

◆患者のバックグラウンド

1、視力の状態を聞く(裸眼視力・矯正視力・矯正方法)メガネ、コンタクト、屈折矯正手術

2、目の病気がないか聞く(病歴や病院受診歴、現在の治療状況など)

3、身体に病気がないか聞く(病歴や病院受診歴、現在の治療状況など)

4、仕事について聞く

5、ビジュアルライフ(パソコンの使用状況、スマホを見る時間な車の運転など)

6、生活環境について聞く(睡眠時間や生活スタイル、最近引っ越したとか)

7、ストレスについて聞く(子育てや介護、仕事のストレスなど)

◆眼精疲労の症状

8、目の症状を聞く(どのような症状か、何が一番つらいか、増悪・軽減因子など)

9、目以外の症状がないか聞く(頭痛や首肩コリ、自律神経失調症など)

10、いつごろから症状がひどくなった聞く(症状歴)

◆治療歴について

11、これまでの受診歴、治療歴を聞く(受診医療機関や受けた治療、使用している内服薬・目薬なども)

12、目以外の治療歴も聞く

13、鍼について経験の有無を聞く

その他は、治療中の会話などから情報を得る。

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