抜鍼業務

助手(アシスタント業務)

まずは抜鍼業務から

基本的に抜針業務は全てのスタッフがお互いに協力して行うルーチンワークです。抜針から学べることも多いので、新人スタッフは抜針は自分の担当業務だと思って、自ら率先して抜針を行ってください。

◆抜針業務とは?

当院の治療は、置鍼をベースにしています。置鍼部位は全身でうつ伏せでの置鍼、仰向けでの置鍼に大別できます。

もちろん自分が打った鍼を抜くこともありますが、助手として他の鍼灸師が打った鍼を抜くこも多いです。予約状況によっては、一日に何度も抜針業務を行う場合があります。

抜針から学ぶ

熟練者が打った針を抜いていくのですから、それだけで勉強になります。また、ベテラン者でも、同僚の鍼灸師がどのような鍼を打っているのかを知ることが出来ます。

鍼を打つ場所、鍼の方向と深度、鍼の連なり具合などを見ることができます。また、熟練者が、どのような意図で、そのような姿勢で打ったかを推察することは、とても勉強になります。

そして、熟練者が打った洗練された鍼の姿を網膜に焼き付けてください。

◆抜針の初動

抜針の依頼を受ける。タイマーが鳴ったら止めて抜針に入る。

担当者に業務範囲を確認する。

・鍼を抜くだけか

・鍼を抜いたあとマッサージを行うか

・鍼を抜いたあとマッサージを行い体位変換も行うか。

・鍼を抜いて治療終了とするか。

◆声掛けを実践する。

◆抜く方向を考える。

重力があるから「刺した方向」と「刺さってる方向」は異なる。

◆抜く順番を考える

◆抜いた鍼を管理する。

◆しっかり消毒する(出血・内出血への対応)

◆抜き忘れに注意する。

◆患者さんとの会話について

◆報告をする。

◆抜針は早く丁寧に

・鍼を抜くときもしっかり押しで手を作る

・弾入の時に、遠くの的を射ぬく感じを意識する。

・あまり、いきますよーという声掛けが多くならないように気を付ける。

ほんとに痛みが出そうな時に、しかりと声をかける。

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